気功を習うべきか。(篆刻:気)

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新聞広告で『気功治療』(日本AST協会)が目にとまった。気功など忘れていたが、
アマゾンで取寄せてみた。手当という言葉があるから、人は誰でも手などから気を
出せるのだが、私は普通の人より少し強く出せるらしい。体調や気力によって波が
あるが、霊能者という人と手を合わせて「あなたの方が強い」と言われたこともある。

表紙には「手から出る気が血液と骨と細胞を生かす」、「難病をも直すAST気功医術」
とある。現代医学と気功を併せた治療法なので、服薬などの医療と並行することでき、
ガンや狭心症にも効いて、黄色ブドウ球菌さえ消滅させるという。2003年には文科省
から研究費がおり、文科省認定の学会で多くの大学から成果が報告されているという。

誰でも病人の患部に長く手を置けば必ず多少は病気が治るけれど、病人のマイナス
の気が移動するから自己流で真似してはいけない。伝授によって修得すべきだという。
「年齢・性別・経験・知識をいっさい問わず誰にでもできる。最短2年でクリニック開業
レベルを修得できます。研修はわずかに月1回ずつ、今すぐ始められる気功」とある
のだが。この歳になって人の病気の治療など幸不幸に深く関わるなんて荷が重すぎる。

ちなみに「気」の旧字「氣」は食ヘンと氣で米や粟などを贈ること。篆刻を彫る手から石に
気を送りつつ、それを持つ人に幸多かれと願う。それで充分ではないか、と思うのだ。

 

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