蛇の目さん、助かりました。(篆刻:端)

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夜はもう15℃以下に下がるので、掘りコタツの布団だけを掛けている。この布団は
コタツが大和間の畳一枚分なので長さ3.2、幅2.4メートルと大きい。このカバーを
カミサンが縫い終わり、次の暖簾にとりかかった時、ミシンのコントローラの差し込み
プラグの先端、プラスチック部分が粉々になった。一部は熱で溶けている。あんまり
酷使したからだろうが、他は何ともないのでメーカーのブラザーに問い合わせたら。

「もう部品がありません」のひと言で片づけられた。嫁入り道具で持ってきた足踏みの
ミシンだから本体は骨董品並みだが、モーターとコントローラを付けて機嫌よく働き
続けてくれたもの。新品に替えるのも忍びない。そこで、粉々のプラスチックを見れば、
JANOMEの文字がある。コントローラは蛇の目ミシン製だったのだ。そこでメールで
品番を伝えると、電話をくれて「あります、送ります」の返事。これで一件落着だったが。

さて、郵送されたコントローラのコードをモーターに差し込もうとしたら、プラグの穴が
丸い。モーターの方は平ら。品番は同じなのにと電話すれば「途中で端子が平らから
丸に変わったのに、確認せず済みません。すぐ送り直します。返送用の封筒も同封
しますので」と誠実に対応してくれた。もう、これで安心。篆刻の「端」は、金文で雨乞い
する巫女の姿だが、ミシンのコードの3本端子にも見える。だから篆書体は面白い。

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