⑦狭川に、巨木ロードを。(篆刻:道)

2019712215349.jpg
さて、手力男は巨木アートを使って、狭川をどう活性化するのか。まず、主祭神が
天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)である九頭神社に収蔵庫を造って、巨木
アートを置く。九頭神社の御旅所である田部神社にも、置く。神社の向かいの丘の
上にある、空き家の旧幼稚園を市から借りて、残りの巨木を置いて「ふじい忠一
記念館」にしよう。出来ればここに忠一さんの道具やチェーンブロックなどを置いて
アトリエを再現しよう。しかし、これでは細長い狭川の真ん中に巨木アートが集中
するだけだ。奈良市内から来ても、笠置から来ても、真ん中だけを見てUターン
されたら、狭川全体の活性化にならない。そこで、奈良側の両町の県道添いの
桜の根元にも巨木を、笠置側の広岡町にも巨木を、それもベンガラを塗って雨や
日差しに耐えるようにして、モニュメント的に設置すれば、奈良から来た人は広岡
まで、笠置から来たら両町まで、巨木を見に足を延ばしてもらえるのではないか。

名付けて「狭川・巨木ロード」。これが狭川の太い背骨になれば、おいおい周辺に
点在する歴史スポットにもつなげていける。それで狭川全体の骨格が形づくれるの
ではないか。つまり、県道33号線(笠置街道)に拡がる狭川の両端を、ふじい
忠一の巨木アートでつなぐこと。手力男のやるべきことの基本は、これで定まった。

ページ上部へ