新年は、めでたい光で始まった。(篆刻:光)

光
2007年の3ガ日はのどかに流れ去って、きょうは4日、仕事始めの朝。 曇り空から陽が差した。縁側からの冬景色をスケッチしていたカミサンが叫ぶ。 「見て、太陽がふたつある!」。確かに太陽の右側に、もうひとつの淡い輝き。 よく見れば、反対にも、もうひとつ。左右の光は、短い弧となって、太陽を囲んでいる。 偶然両側に雲の薄い部分があったからだろうが、これぞ瑞光、吉祥とよろこんだ。 話は変わって、毎月第1水曜は、分別ゴミの収集日。空き缶、ペットボトル、瓶類、 その他の不燃ごみを分けて公民館の横に出す。だが、3日までは清美公社が休み。 年間の収集日一覧表に1月は4日とあったので、年末の集会で伝えたのだが。 その一覧表は去年のものだった、というお粗末。正しくは、来週の水曜10日という。 だが、1月8日成人の日の朝は、とんど焼き。昼からは公民館で、新年会の予定。 ゴミの山を横目に、新年の行事をする訳にもいかない。身から出た錆びならぬ、 自治会長のミスから出たゴミなのだから。「公民館の裏にでも置いたら・・・」という カミサンの声を振り切って、軽トラの荷台に山盛りのゴミを清美公社まで運んだ。 篆刻は「光」。頭上に火を戴く人で、神聖な火を司る聖職者の象形だという。 めでたい光で始まったきょうの私は、ゴミを司る清掃者。ああ、実に私はオメデタイ。
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