気の向くままに書いてきたら、何だか思い出話の流れに。それもいいかと。 でも、順を追っての回顧談じゃないから、話は行ったりきたりします。悪しからず。 で、やっぱり俺は心底広告が好きなんだと思い知って、また広告の世界に戻った…
広告
変わる、または、ころぶ。(篆刻:転)
広告会社を辞めて、失業保険をもらった。保険の受給期間のうちに春になって、 職業訓練校の始業とダブったので、建築科に入学できた。高卒の若者といっしょに、 カンナ研ぎから設計パースまで、1年間、割とまじめに勉強した。 3時に…
幸いの都には、よろずが具わる。(篆刻:幸都萬具)
この「幸都萬具」の印の話をしておきたい。これを彫ったのは、1980年頃。 大阪・ミナミの長堀通り、銀行の隣の地下に、「SIDEBANK」という名のバーがあった。 コシノヒロコさんの店と聞いた覚えがあるが、そのマスターが仕…
鳥急ぎ、ご報告。(篆刻:鳥)
半分、広告。半分、篆刻。「半広半篆」といっても、まだまだ広告が主ななりわい。 広告も篆刻も、好きで続けていられるけど、その中にも嫌いなものがある。 広告では、ネーミングが大嫌い。篆刻では、彫りあがった印を押すことが面倒く…
シンプルなら、伝わる。(篆刻:約而達)
「想深語軽」に続くのは、「約而達」 約にして達す、と読む。 これも過去の習作、出典さえ忘れてしまったという情けない話なのですが。 約は、簡約の約。まとめる、はぶく、簡単にする。達すは、伝達の達。 シンプルな方が伝わりやす…
想いは深く、言葉は軽く。(篆刻:想深語軽)
「想深語軽」 想いはしっかり深く、でも、言葉にするならやさしくね、という意味。 これも、昔の習作で恐縮ですが、篆刻としては新しくも何ともない。 言葉も、何かの聞きかじり、読みかじりで、自分のものでないのが残念。 でも、そ…