篆刻ブログ 篆からの、贈りもの。

お地蔵さんを下ろす。(篆刻:地蔵)

お地蔵さんを下ろす。(篆刻:地蔵)サムネイル
我が西狭川町の北西の山の中に薬師堂という祠(ほこら)があり、ジョーセン地蔵が 祀られている。この地域の新西国三十三所のひとつで、ジョーセンとはお菓子の飴。 子どもの吹き出ものには「ありがたや薬師堂地蔵菩薩救いの誓いあらた…

枕は、ふたつ。(篆刻:枕)

枕は、ふたつ。(篆刻:枕)サムネイル
数年前、重い椅子を抱えたまま階段から仰向けに落ちたのだが、首が梁に当たって 前歯が欠けただけですんだ。場所が場所なので、病院で脳のCTと首のレントゲンを 撮った。脳も首も損傷はなかったが、S字になっているべき頸椎が逆Cに…

6:これが、横書き用の名前の篆刻。

6:これが、横書き用の名前の篆刻。サムネイル
「敬志(20×20ミリを拡大)」 最近はさすがに見ないが、トラックの荷台に書かれた社名が左側は「〇△運送」なのに右側が「送運△〇」となっているのがあった。車は走るものだから社名も車の頭の方から書く、とでも思い…

5:赤勝て、白勝て。

5:赤勝て、白勝て。サムネイル
 「緩急(45?45ミリ)」 中国の篆刻作家は、あまり赤い印泥を使わない。国中に赤が氾濫しているのに、こと篆刻となると赤なんて子どもっぽいとか言って、茶、褐色を使う。日本では、やはり赤系が主流で、私も朱がかった「光明」か…

鈴虫が鳴いている、らしい。(篆刻:鈴)

鈴虫が鳴いている、らしい。(篆刻:鈴)サムネイル
孵化したばかりの無数のスズムシを虫カゴごといただいたのは7月のはじめだった。 残った親の死んだ体に比べたら体はアリのように小さくて、よく見えないのだが、息を 吹きかけると飛び散って、そこに穴ができるので、いたことが分かる…

4:四角四面を、跳び出して。

4:四角四面を、跳び出して。サムネイル
「クウ、ネル、アソブ(45×45、15×15ミリ)」 篆刻では「方寸の世界に遊ぶ」という言葉があります。実際に彫るのは一寸(約3センチ)四方の小さな石だとしても、そこを自分の世界、いやおのれの宇宙…

空き家、あります。(篆刻:家)

空き家、あります。(篆刻:家)サムネイル
先日、奈良市内に住むイギリスの友人が、この地区の空き家を見に来たので同行 した。築30年ほどでしっかりした木造だが、外の排水が悪く、台所の床が傷んで いる。風呂とトイレが古い別小屋で、建て直しと下水工事が必要。敷地もそれ…
ページ上部へ