今年の篆刻初彫りは「打ち上げ花火と名前」だった。三河の花火の伝統を引き継ぎ つつ革新する方が、色紙に文字を書くので落款用にというご依頼。お気に入り花火の 写真を送っていただき特長を出したのだが。ご希望の2センチ角では無理…
篆刻ブログ 篆からの、贈りもの。
スマホが、叱る?! (篆刻:叱)
去年、一日篆刻教室に来たお母さんが1歳半の子を連れてきた。最初は少し騒がし かったけれど、突然静かになった。見ればお母さんのスマホの幼児用らしいアプリで 夢中で遊んでいた。そんな使い方もあるのかと感心したが。…
10:甲骨文を知らなかった篆刻家たち。
「写真:亀甲(部分)」 今回は篆書体の話ですが、中国の篆刻家にも関わることなので興味のない方はスルーしてください。 さて、写真は亀の腹甲に刻まれた文字で、3200年ほど前、古代中国・殷の王が天の啓示を占った記録。牛の肩…
田中遊のホームページ。(篆刻:ASOBU)
田中遊をネットで検索すると演劇の同姓同名の方がほとんどで、やっと出てくるのは 「ニュースで楽しむ掲示板・街の灯」の99年12月5日23:57の記事だけだ。「5日 午前10時5分ごろ、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで、アマチ…
山茶花は、サンサカだった。(銅印:茶)
昔、女性下着のCMで「素肌にきいてみてほしい。」という訳の分からないナレー ションを書いて、スーパーにも入れようとしたが、漢字は「聞いて」か「聴いて」かと 迷って、国立国語研究所に電話で問合わせた。「日本語は絶えず流動変…
BPPV(回転性めまい)、予防法。(篆刻:耳)
昨日は名古屋からK夫妻が篆刻教室に来る日だったが。朝起きたら、ぐるぐる目が 回った。去年夏のBPPV(良性発作性頭位めまい症)の再発だが1分ほどで収まる。 ふたりは2、3文字のデザインも出来、彫りも心配ないので、キャンセ…
9:近藤正臣さんへの、新「正臣」。
「正臣(20×20ミリ)」 油絵は気に入るまで何度でも塗り重ねられるそうだが、ほとんどの創作はどこかで踏ん切りをつけて作品として仕上げなければならない。篆刻のデザインをして彫らずに翌日見直せば、きっとどこかを…
拝啓 篠田桃紅様 (篆刻:創)
NHKで篠田桃紅さんのドキュメンタリーを見た。私の亡くなった母と同じ大正2年の 生まれで102歳。ディレクターにいきなり「取材で真実が撮れるなんて思い上りよ」と カウンターを浴びせるのだから、まだまだ元気。「人間が桜を可…
蛇の目さん、助かりました。(篆刻:端)
夜はもう15℃以下に下がるので、掘りコタツの布団だけを掛けている。この布団は コタツが大和間の畳一枚分なので長さ3.2、幅2.4メートルと大きい。このカバーを カミサンが縫い終わり、次の暖簾にとりかかった時、ミシンのコン…
知能は、まだまだ結晶する。(篆刻:結)
吉田脩二先生は『ヒトとサルのあいだ 精神(こころ)はいつ生まれたのか』(文芸 春秋)で人の未来へ大きな希望を与えてくれた。私の病気にも最適な薬を処方 してくださり治ることができた大恩人だが、現在は著作と絵画(とゴルフ)で…