篆刻ブログ 篆からの、贈りもの。

難題に、燃える。(篆刻:猫的のぶ)

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今年の篆刻初彫りは「打ち上げ花火と名前」だった。三河の花火の伝統を引き継ぎ つつ革新する方が、色紙に文字を書くので落款用にというご依頼。お気に入り花火の 写真を送っていただき特長を出したのだが。ご希望の2センチ角では無理…

スマホが、叱る?! (篆刻:叱)

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      去年、一日篆刻教室に来たお母さんが1歳半の子を連れてきた。最初は少し騒がし かったけれど、突然静かになった。見ればお母さんのスマホの幼児用らしいアプリで 夢中で遊んでいた。そんな使い方もあるのかと感心したが。…

10:甲骨文を知らなかった篆刻家たち。

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 「写真:亀甲(部分)」 今回は篆書体の話ですが、中国の篆刻家にも関わることなので興味のない方はスルーしてください。 さて、写真は亀の腹甲に刻まれた文字で、3200年ほど前、古代中国・殷の王が天の啓示を占った記録。牛の肩…

9:近藤正臣さんへの、新「正臣」。

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「正臣(20×20ミリ)」 油絵は気に入るまで何度でも塗り重ねられるそうだが、ほとんどの創作はどこかで踏ん切りをつけて作品として仕上げなければならない。篆刻のデザインをして彫らずに翌日見直せば、きっとどこかを…

拝啓 篠田桃紅様 (篆刻:創)

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NHKで篠田桃紅さんのドキュメンタリーを見た。私の亡くなった母と同じ大正2年の 生まれで102歳。ディレクターにいきなり「取材で真実が撮れるなんて思い上りよ」と カウンターを浴びせるのだから、まだまだ元気。「人間が桜を可…
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