数年前、インド人がこの田舎家に来たとき、しきりに家の中にヘビが入ってこないかと 心配していた。片言で「ヘビは入って来ない」と言えたが、「ムカデは家にも来る」とは 英語が判らないので言わなかった。いまになって調べてみたら&…
篆刻ブログ 篆からの、贈りもの。
11:文字を引きずり廻せ。
「篆刻:久乃(12ミリ角)」 ずいぶん久しぶりの「篆刻の常識を見直す講座」だから「久乃」なのではないけれど。書道をされている娘さんへ、お母さんから落款印二顆(か・篆刻の数)セットのプレゼントのご依頼だった。作品に署名…
『都会を滅ぼせ』は、正しい。(篆刻:滅)
毎日新聞で倉本聰さんがコラムの最終回で『都市を滅ぼせ』(中島正著・双葉社) を日本人必読の書と言っていたので、読んでみた。以下、順不同で抜粋する。 「都市を滅ぼさないと人類が滅ぶ。都市はあらゆる公害の元凶で、諸悪の根源」…
iPhoneで、「デビュー主人」。(篆刻:主人)
ガラケーで不自由はなかったけれど、カミサンのらくらくフォンの電池がすぐ減るので 機種を見直した。ガラケーの新機種はスマホより高くつく。二人でスマホに乗換える とお得。自宅の光ケーブルはKCNだが、固定電話はソフトバンクな…
「この世界の片隅に」を観て。(篆刻:隅)
クラウドファンディングでは森善之さんの『JAPAN GRAPH』で協力したが、この 映画もそれで完成できたのは、その可能性がまだまだ拡がりそうで素晴らしい。 広島の絵が上手なすずは周りから少しトロいと思われるような子。青…
余命、2~3年。(篆刻:メ)
長く使っていたメガネがどうも見づらい。草刈りで傷もついたので、メガネのMで 検眼して新しいレンズに替えたのだが。夜、信号の緑が四方ににじんで花びらの ように見えた。外の信号も見ながら再検眼してレンズを替えてもらったが、信…
私は、職人か。(篆刻:職)
私の祖父は横浜・関内の洋家具職人。父は店舗のショーケースなどを作ったが 木工職人ではある。私は横浜生まれの三代目で浜っこだが、職人なのかどうか。 たまたま読み直した永六輔の『職人』(1996年、岩波新書)は、職人たちの名…
書が、判らない。(篆刻:書)
先週の「情熱大陸」は女性書家の中塚翠涛。ルーブル美術館での展覧会に招待 されたのに驚いたが、それで二つの金賞をもらったというから、もっとビックリした。 こういう私の書道歴は小学校で教室に通い、県の教書大会に学校から選ばれ…
『倭人とはなにか』を読む。(印影:漢委奴国王)
出野正・張莉ご夫妻から共著『倭人とはなにか―漢字から読み解く日本人の源流―』 (明石書店)を送っていただいたので、楽しい読書納めになった。「倭人」のルーツは 中国・長江の中下流の南側、滅亡した越の従順な民族で、ベトナムや…
店が、無い。(篆刻:店)
約35年前、この狭川に越して来た時は肉と果物を売る店があった。村の宴会の たびに、そこで肉を買い、野菜は持ち寄りでスキ焼きをした。肉など誰もありがた がらなくなって仕出し弁当に替わった頃、その店は閉まり、店の家族は奈良市…