環境

温かい、話。(篆刻:温)

私はドラゴン・コレクターだ。ある霊能者に「龍にまつわるものをそばに置くとよい」と 言われたからだが。犬年生まれもその理由。昔の侍は、犬侍と呼ばれるのが嫌で 「裏辰」と言った。侍でもないのに、こんな薀蓄を言うのも、コレクタ…

変わる、山の色。(篆刻:山色清浄心)

今年の紅葉は遅いけれど。それでも庭のモミジは真っ赤だし、イチョウは下から 黄色くなってきた。そこで、篆刻は「山色清浄心」。蘇東坡の詩の「山色清浄身に あらざること無し」によるから、「心」でなく「身」なのだが。山の姿かたち…

新しい原子炉が、ある。(篆刻:日新)

もう20年ほど前の話だが、いやでいやで仕方ない仕事があった。 某電力会社の新聞広告。A新聞のある県版に、5段(3分の1ページ)で数ヶ月間 他愛ないクイズを続けた。クイズはただの口実で、本題は片隅の小さなコラム。 原子力の…

自然を、ねじる。(篆刻:自撚)

「環境goo」というサイトがある。「見て知って実践するエコ情報」とあって、 環境関連で調べたいことがあると、ちょくちょくのぞかせてもらう。 その中の「環境ナビゲーター」は、環境問題の20のポイントをその道の専門家が 解説…

安易な、猿。(篆刻:安)

畑に枝豆を見に行った。普通の枝豆も、丹波の黒豆も、そこそこ育っていた。 葉がレースのようになっていたナスも、薬を撒き、肥料もやったから、ナスらしき ものが3個ほど採れた。さてトマトは、と見れば、最初に赤くなるはずの房が折…

蛍を、そのままに。(篆刻:無為天成)

蛍の話をしたすぐ後に、新聞に『ホタルの放流「極力行わず」』の記事があった。 蛍の愛好家や研究者でつくる「全国ホタル研究会」。その6月の大会で、 指針が採択されたという。記事の最後には『会長は「蛍を増やせ増やせと 突っ走っ…

光で、浮世離れ。(篆刻:光彩陸離)

とうとう奈良も梅雨入りをした。この火曜日の夕方、空気が妙に湿っぽくて、 梅雨が近いことを感じたのだが。その夜、「蛍が乱舞して、幻想的!」という 電話をもらった。すぐに車で向かったのは、京都の県(?)境に近い広岡町。 橋か…

田の中の、私。(篆刻:田中)

環境関係の本を何冊か読んだ。その中で、いちばん面白かった本は、 『いちばん大事なこと-養老教授の環境論』だった。何回か、読み返した。 先日の日経新聞の環境特集では、同じような話を「エコの壁を直視しよう」、 「エコの壁を超…

環境の日の、机。(篆刻:明窓浄机)

安倍さんが背伸びして電球型蛍光灯を付けようとしている。奥さんが見上げる。 冬のオーバーを着ての写真に続いて、またもや臭い写真だなあ、と思ったが。 地球温暖化対策推進本部の2色刷り1ページ、「環境の日」の新聞広告だった。 …
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