言葉

春だから、大吉。(篆刻:大吉)

きょうは、早くも2月4日、二十四節気のひとつ、立春。 太陽の黄経が315度なのだそうだが、天文は北斗七星が分かる程度で、 黄経などはちんぷんかんぷん。何はともあれ、きょうから日本中が春なのだ。 うれしいね、めでたいねと、…

新しいのに、懐かしい。(篆刻:新懐)

正月明けの仕事が一段落したので、デスク周りを片付けたら、昔の大丸神戸店の 企画書が出てきた。コンセプトは「新しいのに、懐かしい」。いまだに健在らしい。 レトロな面影が残る旧居留地と、神戸ファッションに代表される斬新の対比…

座布団を、どうぞ。(篆刻:仁)

秋篠宮家に男のお子さまが生まれた。まずもって目出度いとして。 名前は「悠仁(ひさひと)」と決まった。マスコミはこぞって「悠」の意味を伝える。 白川静先生の『字統』から、「みそぎを終えて、心の伸びやかになった状態」だと。 …

両方、忘れよう。(篆刻:両忘)

仲畑さんの有名なコピーに「好きだから、あげる。」というのがありましたね。 この「両忘(りょうぼう)」、篆刻として別に取り得もないけど、「好きだから、載せる」 上は密、下が疎、という構成の定石。字体だって、普通。 自分では…

シンプルなら、伝わる。(篆刻:約而達)

「想深語軽」に続くのは、「約而達」 約にして達す、と読む。 これも過去の習作、出典さえ忘れてしまったという情けない話なのですが。 約は、簡約の約。まとめる、はぶく、簡単にする。達すは、伝達の達。 シンプルな方が伝わりやす…
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