篆刻ブログ 篆からの、贈りもの。

縁は、崖っぷちにあった。(篆刻:縁)

気の向くままに書いてきたら、何だか思い出話の流れに。それもいいかと。 でも、順を追っての回顧談じゃないから、話は行ったりきたりします。悪しからず。 で、やっぱり俺は心底広告が好きなんだと思い知って、また広告の世界に戻った…

変わる、または、ころぶ。(篆刻:転)

広告会社を辞めて、失業保険をもらった。保険の受給期間のうちに春になって、 職業訓練校の始業とダブったので、建築科に入学できた。高卒の若者といっしょに、 カンナ研ぎから設計パースまで、1年間、割とまじめに勉強した。 3時に…

鳥急ぎ、ご報告。(篆刻:鳥)

鳥急ぎ、ご報告。(篆刻:鳥)サムネイル
半分、広告。半分、篆刻。「半広半篆」といっても、まだまだ広告が主ななりわい。 広告も篆刻も、好きで続けていられるけど、その中にも嫌いなものがある。 広告では、ネーミングが大嫌い。篆刻では、彫りあがった印を押すことが面倒く…

亀は、どこにいるか。(篆刻:亀図象)

先々週の土曜日。久しぶりにドライブをした。この印を手渡すために。 京都・和束から宇治田原へ、万緑のなか笹百合の蕾みを横目に、山越え。 そして滋賀県大津、琵琶湖、瀬田の唐橋を越えて、「数寄和」の新ギャラリーへ。 江戸は戸越…

羊は、美しいか。(篆刻:美)

この前の日曜日は、日本全国、汗ばむほどの五月晴れだった。 我が家の向かい、田植えがすんだ棚田の上の方では、羊の毛を刈っている。 雄は「オーちゃん」、雌は「メーちゃん」。いまこの時期に刈ってやらないと、 暑さで病気になるそ…

怖いけど、飛ぶ。(篆刻:飛)

「飛」は、鳥が羽を広げて飛ぶ形。ツバメが、我が家の縁側に飛来している。 手鏡で巣をのぞけば、卵は7つ。細身の体に7つは重い。まず入らないから、 2組の夫婦の寄り合い所帯と推察する。出たり入ったり、温めたりと、 めまぐるし…

お忍びで、どちらへ。(篆刻:忍)

春の珍事とは、こういうことか。 篆刻のホームページを立ち上げてすぐ、Aさんから個人印の注文をいただいた。 ご自分と家族、事務員さんの計5点。春までにはというお約束だったのが、 もう4月も終わろうとして、あわてて村の郵便局…
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