ソフトバンクの王監督が、胃の腫瘍を切除するために入院する。全快を願う。 春にベースボールで世界一になって、夏にはリーグ戦から離脱。高低差が大きい。 高低差なら、私も負けない。P&Gやマックのディレクターだった外…
篆刻ブログ 篆からの、贈りもの。
縁は、崖っぷちにあった。(篆刻:縁)
気の向くままに書いてきたら、何だか思い出話の流れに。それもいいかと。 でも、順を追っての回顧談じゃないから、話は行ったりきたりします。悪しからず。 で、やっぱり俺は心底広告が好きなんだと思い知って、また広告の世界に戻った…
変わる、または、ころぶ。(篆刻:転)
広告会社を辞めて、失業保険をもらった。保険の受給期間のうちに春になって、 職業訓練校の始業とダブったので、建築科に入学できた。高卒の若者といっしょに、 カンナ研ぎから設計パースまで、1年間、割とまじめに勉強した。 3時に…
幸いの都には、よろずが具わる。(篆刻:幸都萬具)
この「幸都萬具」の印の話をしておきたい。これを彫ったのは、1980年頃。 大阪・ミナミの長堀通り、銀行の隣の地下に、「SIDEBANK」という名のバーがあった。 コシノヒロコさんの店と聞いた覚えがあるが、そのマスターが仕…
水のしずくで、石を彫る。(篆刻:滴水)
「三游会(さんゆうかい)」が、終わって、もう1週間。テーマは「滴(しずく)」。 近鉄奈良駅から徒歩約10分、博物館の向かい、知事公舎の隣という恵まれた場所。 かつては興福寺の建物だった旧世尊院という江戸時代の建物を会場に…
鳥急ぎ、ご報告。(篆刻:鳥)
半分、広告。半分、篆刻。「半広半篆」といっても、まだまだ広告が主ななりわい。 広告も篆刻も、好きで続けていられるけど、その中にも嫌いなものがある。 広告では、ネーミングが大嫌い。篆刻では、彫りあがった印を押すことが面倒く…
亀は、どこにいるか。(篆刻:亀図象)
先々週の土曜日。久しぶりにドライブをした。この印を手渡すために。 京都・和束から宇治田原へ、万緑のなか笹百合の蕾みを横目に、山越え。 そして滋賀県大津、琵琶湖、瀬田の唐橋を越えて、「数寄和」の新ギャラリーへ。 江戸は戸越…
羊は、美しいか。(篆刻:美)
この前の日曜日は、日本全国、汗ばむほどの五月晴れだった。 我が家の向かい、田植えがすんだ棚田の上の方では、羊の毛を刈っている。 雄は「オーちゃん」、雌は「メーちゃん」。いまこの時期に刈ってやらないと、 暑さで病気になるそ…
怖いけど、飛ぶ。(篆刻:飛)
「飛」は、鳥が羽を広げて飛ぶ形。ツバメが、我が家の縁側に飛来している。 手鏡で巣をのぞけば、卵は7つ。細身の体に7つは重い。まず入らないから、 2組の夫婦の寄り合い所帯と推察する。出たり入ったり、温めたりと、 めまぐるし…
お忍びで、どちらへ。(篆刻:忍)
春の珍事とは、こういうことか。 篆刻のホームページを立ち上げてすぐ、Aさんから個人印の注文をいただいた。 ご自分と家族、事務員さんの計5点。春までにはというお約束だったのが、 もう4月も終わろうとして、あわてて村の郵便局…