篆刻

余命、2~3年。(篆刻:メ)

余命、2~3年。(篆刻:メ)サムネイル
長く使っていたメガネがどうも見づらい。草刈りで傷もついたので、メガネのMで 検眼して新しいレンズに替えたのだが。夜、信号の緑が四方ににじんで花びらの ように見えた。外の信号も見ながら再検眼してレンズを替えてもらったが、信…

私は、職人か。(篆刻:職)

私は、職人か。(篆刻:職)サムネイル
私の祖父は横浜・関内の洋家具職人。父は店舗のショーケースなどを作ったが 木工職人ではある。私は横浜生まれの三代目で浜っこだが、職人なのかどうか。 たまたま読み直した永六輔の『職人』(1996年、岩波新書)は、職人たちの名…

明るい篆刻。(篆刻:游心)

明るい篆刻。(篆刻:游心)サムネイル
遊が「親父の趣味は剣道も篆刻も屋根の下で暗い」と言ったことがあるが。その遊が 大きな空の下、広い鈴鹿サーキットで事故死したのだから、良かったのかどうなのか。 あの日から丸17年が、今日。晴れ男だった遊にふさわしく、今日も…

豊かな「三游会」。《篆刻:豊》

豊かな「三游会」。《篆刻:豊》サムネイル
春、翌年の秋、翌々年春と3年に2回続けてきた楽篆堂と花の会の共同展「三游会」。 16回目《豊》は10月28~30日、千人近く、おそらく最多の方々にご来場いただいた。 花の会は夏の気候で心配もあったが、自然の生命力に助けら…

古稀と「知好楽」。(篆刻:知好楽)

古稀と「知好楽」。(篆刻:知好楽)サムネイル
古稀などまだ他人事と考えていたから意味も知らなかったが、自分事になったので 作品にすることにした。杜甫の詩「酒債尋常行処有(酒のツケは行く先々に有る)」に 続く「人生七十古来稀」で、その対比が面白い。対の作品は10月28…

草に泣く。(写真:百野草荘看板)

草に泣く。(写真:百野草荘看板)サムネイル
先日の奈良シニア大学の講演で、雑草だらけの百野草(ものぐさ)荘に住んでいると 自己紹介した。日本のレタリングの先達である佐藤敬之輔氏が行き詰ってイギリスを 旅したが得るものが無く帰国、家のそばのススキの葉を見て求めていた…

難題に、燃える。(篆刻:猫的のぶ)

難題に、燃える。(篆刻:猫的のぶ)サムネイル
今年の篆刻初彫りは「打ち上げ花火と名前」だった。三河の花火の伝統を引き継ぎ つつ革新する方が、色紙に文字を書くので落款用にというご依頼。お気に入り花火の 写真を送っていただき特長を出したのだが。ご希望の2センチ角では無理…

10:甲骨文を知らなかった篆刻家たち。

10:甲骨文を知らなかった篆刻家たち。サムネイル
 「写真:亀甲(部分)」 今回は篆書体の話ですが、中国の篆刻家にも関わることなので興味のない方はスルーしてください。 さて、写真は亀の腹甲に刻まれた文字で、3200年ほど前、古代中国・殷の王が天の啓示を占った記録。牛の肩…
ページ上部へ