月を、読む。(篆刻:月)

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むかし、ある方に私の守り神は「月讀(読)=ツクヨミ」と言われた。といっても、 たまたま満月を見上げたら、一応敬意を表して手を合わせるくらいだったのだが。 伊勢神宮に参ったとき、近くに月讀宮があるので訪ねたのだが、あっけな…

ふたつの、楽篆堂。(篆刻:楽篆堂)

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東京・豊島区立熊谷守一美術館(ギャラリー榧・かや)で3月31日からの 楽篆堂・田中快旺の個展は、タイトルを『ことば、花になれ。』として、「ことばが よろこぶ姿を探す。ことばの想いを石に刻む。そして、ことばは花になる。」と…

日本人の、私。(篆刻:日)

このLINKにある『人生の芯・ヨガを通じた哲学日記』は、私の大学時代の友人 MK氏の素晴らしいブログなのだが。最新記事は、インドの3大哲学のうちの 「ヴェダーンタ哲学」。前回あまりにも難解だったので、もっと分かりやすくと…

真実、らしさ。(篆刻:眞)

もう30年も昔のことだから、時効なのだろうが。新幹線においてある雑誌だと 思うが、伊集院静のどこかの紀行文があった。足元に菱の実を見つけて 「周りを見回したが、菱の木はどこにもなかった」と書いてあった。菱は水草、 それも…

『日本の難点』の、難点。(篆刻:難)

宮台真司の『日本の難点』(幻冬社新書)が売れているようだから、読んでみた。 「最先端の人文知の成果を総動員して、生きていくのに必要な評価の物差しを 指し示すべく、現状→背景→処方箋・・・で完全解説」とあるから、どれどれと…

映画の、ネタ。(篆刻:映)

久しぶりに見た映画の話をしようと思ったら、ポール・ニューマンが亡くなったという。 「ハスラー」「明日に向かって撃て!」「スティング」など、あんなドキドキする映画が 無くなって久しい。わざわざ見に行きたい映画がない。この前…

日と月と、庭。(篆刻:日月清明)

朝食の後では、もう陽射しが強くて、庭の水撒きには遅すぎるから、大暑のきょうは 起きてすぐに済ませた。水をやれば雑草も伸びる。この季節、草刈、雑草取りの 庭仕事も、土日だけでは追いつかない。中間の水曜もやらざるをえないかと…

誰かのための、本。(篆刻:我為人々)

田辺聖子の本、それもハイ・ミスが妻も子もある男と、滑った転んだという話。 そのラストで、不覚にも涙ぐんでしまった。久しぶりに新地(の隅)で飲んでの帰り。 地下鉄西梅田駅の不要な本を持ち寄っての「リサイクル文庫」で、借りた…

大空に、遊ぶ。(篆刻:游心)

『ヒトとサルのあいだ 精神(こころ)はいつ生まれたのか』を読み終わった私は、 空海の「遊心大空」という書を思い出した。そして、ひとつの疑問が氷解した。 吉田脩二先生は、なぜ50代前半に「こころのクリニック」をやめて、精神…

心が、生まれた時。(篆刻:心)

吉田脩二先生の年賀状に「2月に本が文藝春秋から出ます」とあったので、 何回かアマゾンで検索したけれど。2月も最後の29日の新聞広告で見つけた。 書名は、『ヒトとサルのあいだ 精神(こころ)はいつ生まれたのか』。 ちょうど…
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