壽屋の、開高さん。(篆刻:壽)

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『壽屋コピーライター 開高健』(たる出版)という本。これは、読まずにはいられない。 開高健は小説家を熱望しつつ苦悶する最中、子どものミルク代のために宣伝文案を 書いて生涯初の原稿料1枚500円を手にする。それを渡したのは…

漢字の成り立ち、NOW。(篆刻:字)

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私は篆刻を彫る前、すでに彫った文字でも白川静先生の『字統』(平凡社)で字源を 再度確認して原稿をつくる。だから『字統』は手引きであり、教科書なのだが。それが 30年前に停止した考証であり、新しい資料によって否定されたこと…

aか、bか。(篆刻:a・・・b)

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芥川賞の単行本を買ったのは久しぶり。『abさんご』は受賞作のそれが横書きで、 受賞前の作品群は縦書き。いわゆる表1と表4の真ん中に「なかがき」がある。 表4の帯を見て驚いた。「前代未聞のリバーシブル本!」だって。何が前代…

我慢と、我満。(篆刻:我満)

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浅田次郎の小説といえば『壬生義士伝』は、上下2巻を読んで実に面白かった。稀代の ストーリーテラーと認めるが、それ以外に特に読んだこともない。さて、日経新聞朝刊で 5月から連載が始まった浅田次郎の『黒書院の六兵衛』には、毎…

これまた、酔狂。(篆刻:酔狂)

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もう、買うのはやめよう、読むのはやめよう、と思いながら、受賞会見をニュースで 何回も見たから、ついつい文芸春秋を買ってしまった。やっぱり、ガッカリだった。 芥川賞受賞作を読んだといっても、ここ10年で12作ほどだから、偉…

瞑想の、力。(篆刻:瞑)

吉田脩二先生は、初めての診察で10ヶ月も(実はもっと長いのだが)苦しんだ私の うつ病にピタリ効く薬を下さった方なのだが。『ヒトとサルのあいだ』(文芸春秋)に続く 新刊が『感じる力 瞑想で人は変われる』(PHP新書)と知っ…
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