横浜市立東台小学校で私の5、6年の担任は女性のE先生だった。下の学年から 団塊の世代で、子を私立に受験させようとする親も増えていた。その傾向を先生は 好ましく思っていなかったようで、反動でか公立しか考えていない私を何かと…
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金沢で、出逢って。(篆刻:出逢)
4月3日からの三游会用に篆刻、大小40点ほどを彫りはじめて約1ケ月。昨日、 額装するための裏打ちに出して、ひとまず一段落したから、久しぶりのこのブログ。 45年前、新米コピーライターの私は、三菱銀行広報課分室でチラシなど…
「仕事。」と幼児性。(篆刻:幼)
仕事ではなく『仕事。』。川村元気という『電車男』を映画化したプロデューサーの 対談集(集英社)のタイトルで、人生を楽しくするために働くことを「仕事。」と呼ぶ。 まだ30代半ばの彼が、世界を面白くしてきた巨匠12人に聞く。…
半世紀前の、「若者たち」。(篆刻:若)
森山直太朗がフジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち2014」の主題歌として 「若者たち」をカバーしている。ドラマは見る気がしなかったが、本家のザ・ブロード・ フォーとまた違ういい味だ。50年前、まだ若かった自分を思い…
音楽企画センターで、コマソンを。(篆刻:音楽)
日経新聞の11月28日の訃報欄に「越部信義氏(こしべ・のぶよし=作曲家)21日、 脳梗塞のため死去、81歳。童謡「おもちゃのチャチャチャ」やテレビアニメ「パーマン」 「マッハGoGoGo」の主題歌を作曲し、「サザエさん」…
富士山の合力、近藤さん。(篆刻:富士山と合力)
待ちかねた『ぼくの仕事場は富士山です。』(近藤光一著、講談社)が届いたので、 早速読みはじめたが、ちょっとコワゴワでもあった。というのは、その近藤さんから 「富士山登山ガイドをしている、社名の合力(ごうりき)と富士山の篆…
小塚さんのつくった、書体。(画像:小塚明朝)
私が大卒でコピーライターになった時、広告原稿の文字は写真植字(写植)になった 直後だったようだ。写植は活字印刷に代わって、印画紙に文字を焼きつける画期的 な新技術だったが、新聞印刷の世界でも活字から写植に切り替わる転換期…
1:上は密に、下は疎に。
「幸都萬具(40×40ミリ)」 自分の篆刻を解説するのが「篆刻制作にいそしむ方々のヒントになれば」などというのは、実におこがましいけれど。篆刻教室に通いながら、篆刻の決まりごと、約束ごと、加えて先生の押し…
壽屋の、開高さん。(篆刻:壽)
『壽屋コピーライター 開高健』(たる出版)という本。これは、読まずにはいられない。 開高健は小説家を熱望しつつ苦悶する最中、子どものミルク代のために宣伝文案を 書いて生涯初の原稿料1枚500円を手にする。それを渡したのは…
マクドナルドの、マとハ。(写真:マクドナルド・看板)
最近では見ることがなくなったマクドナルドのこの看板。いわゆる頭揃えにはなって いない。20代後半、グレイ大広で棚ぼた式にマクドナルドのディレクターになったが、 ハンバーガーの無料券からCM、CIまでの何でも係。看板のデザ…